来週から愛工大での講義が始まるので、その準備をしていました。
2年ぶりに対面講義からのスタートなので、なんとなくワクワクしています。

今週も、いろいろな方の相談対応をさせて頂きました。
その中で、いくつか共通的な内容で、しかも振り返れば自分も「忘れていたかも…」というテーマがありました。

自分も忘れていたことは、「原点にかえる」ということです。
その瞬間に浮かんだ幼稚な言葉で表現すると、「お手本は独立したての頃のガムシャラなボク」です。

だんだんと提供できることが増えて、信頼できる人ともつながれてくると、次のステップを目指したくなります。
次のステップが「ビジネスを大きくする」「売上を拡大する」のは悪いことではありません。

しかし「ビジネスを”闇雲に”大きくする」「売上を”とにかく”拡大する」という目標になっていたとしたら、要注意です。
「砂上の楼閣」のうえに何を積み上げても、どう拡大しても、やがては崩れます。

では、どうすればよいのか? その時のお手本は意外と身近にいるものです。
ちなみに、独立当初のブログを読み返したところに、「独立したての頃のガムシャラなボク」がいました。
そして、その自分に再会ができました。

「独立したての頃のガムシャラなボク」は、振り返ると意外とちゃんとしていました。

地道に「ノウハウの習得」「信頼関係の構築」「新しい情報収集」などで、一歩一歩積み上げていました。
今の自分が決して何かに手を抜いているわけではないと思いますが、独立したての頃の「ガムシャラ」な気持ちはやや薄れていて、それを思い出しました。

これまで積み上げてきたものを「砂上の楼閣」にしないためにも、「原点にかえる」ことで、しっかりと固め直してから前に進みたいと思います。
次のステップに進む際に、「原点にかえることの重要性」と「振り返らずに前に進むリスク」の両方に気付かせてもらえる一週間でした。

独立当初の18年前の自分は、「単なる未熟なボクちゃん」ではなく、未熟ながらも懸命に前に進もうとしている行動と気持ちが伝わってきました。
18年後の自分は、18年前のボクに大切なことを「お手本」として教えられました。