東京のTH企画セミナーセンター主催「システム開発における見積もり技法」をオンラインで配信をしました。
久々のオンライン配信で力が入って、一日終わったときはグッタリでした。

TH企画セミナーセンターは主に技術系、システム系の研修センターで、もう長いお付き合いになっています。

「見積もり技法」の研修依頼は相変わらず多いです。
今年度の東京のIT企業様の階層別研修のテーマが「見積もり技法」となっています。
内容の充実させて行きたいと思います。

ソフトウェア開発の見積もりは「ユーザー」と「ベンダー」の思惑が真逆なことがポイントのひとつです。
「ユーザー」「ベンダー」が、それぞれの立場で、相手の想いを汲み取ることが大切だと感じます。

例えば「予算」の視点だと、「ユーザー」は、予算確保のため早く確定したいものですし、「ベンダー」は、なるべく曖昧を排除するため、ゆっくり確定したいです。

また「要件」の視点だと、「ユーザー」は、決めかねている部分もありゆっくり確定したいものですし、「ベンダー」は、なるべく早く着手したいので早く確定したいです。

「予算」と「要件」という切り口でも、立場で真逆というわけです。
そんな異なる立場で「合意」を行っていくには、それぞれの立場を理解し、想うコミュニケーションが必要です。

自分は、同じ風景を見て合意するためにも、システム開発の「見積書」は大切なコミュニケーションツールだと思っています。
今回の研修にも「ユーザー」「ベンダー」のそれぞれの立場の人たちが参加されていました。

それぞれの立場で、これまで気付かなかった相手の立場を気遣う配慮が、最終演習で交わされました。
これだけでも「やってよかった」と満足しています。

研修が終わってから今度は、東京の別の研修センターとのリモート打合せです。
WebEXの動作確認がメインですが、リモートでの研修テーマを探されていました。

コロナが収束に向かいつつある感じですが、リモートセミナーのニーズはテーマによりますが「感染対策」とは別の意味で増えていると感じます。
それにしてもWebEXって使うた度に(頻度が少ないですが…)、なんかよく変わっている気がします…。