中部大学の産業経済研究所で「中小企業、小規模事業者におけるDXの取組み」というテーマで講演をました。
天気が良い中を気持ちよく春日井の中部大学を目指しました。

車で中部大学の正門に着いて、いつものように守衛さんに「今日はどちらへ?」ときかれました。
研究所の正式名を覚えていなかったので、あわてて「セミナーみたいなことをしにきました…」と意味不明の回答になりました。

すると守衛さんが「あれですか?」と指をさした先には、立派な案内看板が正門にバシッと置かれていました。
「あ、あ、あれです」と小心者の自分はオドオドと答えました。

守衛さんが「場所は大丈夫ですか? 担当の名前は分かりますか?」と丁寧に対応してくれました。
「メ、メールを遡ってみます」と答えましたが、「この人、大丈夫か?」って思われたと思います。

学内に入って経営情報学部の22号館が近くなると、自分の間抜け顔の入った立て看板があちこちに見つかりました。
講演会場に行くと、Zoomの配信も業者の方が行うそうで、カメラの位置とかパンのタイミングとかの打ち合せが入りました。

いつもお世話になっている趙先生の紹介でしたが、自分なんかが話していいのかと今更ながら臆してしまいました。

最初の講師紹介で「大変忙しい方で…」とか「DX推進のプロで…」とかのハードルが上がる紹介がはいって、心臓がバクバクでした。
この煽り方は、いつも自分を追い込む「N氏」が憑依しているのかと思いました。

ここ最近は自分に対する講師紹介で自分が緊張することが多いです。
仕事を依頼してくださる方たちの自分に対する評価が、明らかに自分の能力を超えてきており、その期待に応えようと必死な感じです。

ただ話し始めたらスーッと落ち着いて、1時間という時間制限にしっかり納まる感じで話せました。
リモート参加の方が多いので、反応は分かりませんがリアル参加の方たちから「楽しかったです」と言ってもらえてよかったです。

期待に応えようと必死な自分もありですが、あらためて「自分ができることを正々とやろう」と思い直しました。
中部大学ともだんだんと結びつきが強くなってきている気がします。