午前中はある企業のIT推進会議、午後は愛工大の「インターネットのビジネス活用」の第9講でした。
前半戦の「Webマーケティング」が完了し、これからは「ITトレンド」になっていきます。

「ITトレンド」のスタートは「クラウドサービス」で、これを初めて知ったときには「衝撃」を受けたことを話しました。
ベンチャー企業が大手IT企業に打ち勝って受注をとったり、日本全国で使うシステムが約2ヶ月でできたり…

その後に「モバイルデバイス」との相性の良さを実感して、「衝撃」はさらに大きくなりました。
「どこでも仕事ができる」ことと「隙間時間に仕事ができる」ことで、自分のライフスタイルを変えたテーマです。

学生にとって「クラウドサービス」は、当たり前のものです。
ただ「なぜクラウドサービスが生まれる必要があったか?」の話をした時には、みんな熱心な表情で聴いていました。

当たり前のことも、その背景を知ると「おー」ってなることがあります。
クラウドに関しては「背景」も想像しやすいエピソードです。

個々のパソコンですべての作業を行っていた時は、一台一台高スペックなマシンが必要でした。
しかし、クラウドの登場ですべてをクラウドの向こうで作業をさせることで、指示を出し、結果を表示するブラウザがあればよくなりました。

さらには非力なモバイルデバイス(今はハイスペックですが…)でも十分仕事が出来るようになりました。
その登場の「背景」や当時の「課題」を知ることで、より深い理解になっていきます。

「生成AI」も似たようなストーリだと思います。
まずは「ChatGPT」「Bard」で「衝撃」を受け、その根幹であるAIの「GPT4」「PaLM2」のようなLLM(大言語モデル)への関心が進みました。

IT用語に踊らされることなく、問題解決にに必要なITキーワードを拾いたいです。
「クラウドサービス」はもはや登場から時間もたち「当たり前」の考え方ですが、ITトレンドのDXでは主役だと思います。