大阪のIT企業で「人に教える技術」研修を担当してきました。
久々の教える技術の研修は、自分自身にとっても学びの多い一日となりました。
この研修はセミナーや研修での「教える」だけではなく、経営相談の場面でも経営者に「教える(伝える)」という要素も含まれます。
その内容は私自身の試行錯誤から構成されているため、今の自分自身が強く反映されるものになります。
例えば、生成AIと「教える」ことの関係性です。
教えることに直接的にAIは関係ないように思えますが、教えるための準備の効率化には非常に役立ちます。
例えば言いたいことをロジックツリーに構成してもらったり、相手の価値観のヒントを教えてもらったりすることができます。
以前はプロンプトの設計が重要と言われていましたが、現在はそれ以上に「どのような情報をAIに渡すか」が重要になっているように感じます。
その人(自分)を表す情報が何なのか、どのように蓄積していくかがAI活用のポイントだと考えています。
単にAIに一般論を問いかけるだけでは全く意味がないからです。
また、「優しさ」という視点から考える教え方があります。
自分としては教える相手の自主性を尊重するためにも「優しさ」や「安心の場」のキーワードを重視しています。
しかし、最近よく耳に入るのが「優しさ」の意味を振り返るような意見です。
「優しさ」に加えて「厳しく伝える勇気」が必要と感じることもあります。自分のスタイルは変えれませんが…。
最後に、自分自身への問いかけとして「自分は教えることができているのか」という疑問があります。
単に「教えたつもり」になっているだけではないか、という疑問を感じることもあります。
自分自身が教えることが苦手だからこそ、その試行錯誤から出来上がったこの研修です。
研修の反応やアンケートはよい結果をいただいていますが、それでよしとはせず、自分と一緒に成長させたいです。
大阪から帰ってきて久々に玄関で寝落ちしてしまいました。
少し疲れが溜まってきている感じですが、新幹線で寝過ごさなくて良かったです(汗)。




