午前中はビジネスカウンセリング、午後からは週明け納期の研修資料を作成していました。
この動きは、最近の週末はいつも恒例になっています…。

ビジネスカウンセリングで感じたことです。自分は相談者の時間を大切にしているか…ということです。
これは、産業カウンセラーの養成講座で散々注意されたことです。

自分は中小企業診断士なので、仕事のメインはコンサルタント業務になります。
コンサルタントは、専門知識をもって課題解決・成果創出(売上向上、業務効率化など)をおこなう…のが仕事になります。

ただ自分的にはコンサルタントの前にカウンセラーの仕事があると思ってます。
カウンセラーは、心のサポート・気づき促進(不安軽減、自己理解など)などが仕事です。

コンサルタントとして課題解決に入る前に、カウンセラーとして気づき促進をしたいというのが自分のポリシーです。
カウンセラーとしては、自分の考えや手法を相談者に言うのはよくないです。

相談者の鏡になって、相談者自身の内にあるモノに気付いてもらうのです。
実際に相談者が内にあるものに気付けてそれに従った課題が見えた時のコンサルティングの成果はあがります。

ただ、自分はカウンセラーとしては未熟で、相談者と話しているとついつい自分の考えを口にしてしまうことがあります。
この自分の興味から出た発言は相談者にとっては「雑音」になることがあります。

もちろんコンサルティングの段階になっていれば、自分の考えを言うのは問題ないです。
しかし、その前のカウンセリングの状態で自分の考えを言ってしまうのは未熟の証です。
 
特に相談者側で共感力がとても高い人がいます。今回のビジネスカウンセリングもそうでした。
すると、自分の発想が不必要に拡がってしまい、ついつい自分のことを話したり、自分の興味を聴いてしまうのです…。

相談を受ける時は、主役はあくまで相談者なので、自分の話をしてしまうと、それは相談者の貴重な時間を奪います。
修行が足りないな…と痛感しました。

生成AIは自分の興味関心を完全に殺してカウンセリングをしてくれます。
「AIなんかにカウンセリングしてほしくないわ!」と思いつつも、カウンセリングスキルはAIの方が高いという悲しい状況です。

共感力の高い相談者は受取上手でもあります。
自分の未熟なカウンセリングスキルでも、きっと有意義な時間にしてくださると信じています…。