盛岡「チームリーダーのための人に教える技術」研修の一日目でした。
1日のカリキュラムを終えた後、受講者の皆さんに「今日一番大切だと感じたことは何ですか」とお聞きしました。
すると、何人かから「教える時間は投資の時間」という、とてもマニアックな感想が返ってきました。
実は、この考え方は自分自身がとても大切にしている視点なのです。
教える際に「時間がない…」と苦労する場面によく出会います。
「教える」は現状業務にオンされることが多いので、自分もよくそのジレンマに陥ります。
いつもの研修であれば、「教える時間は投資の時間」ではなく、もっと自身の教え方に関する気付きが返ってきます。
「教えるための優位感覚の重要性」や「学習モデルでの問いかけの効果」といった具合にです。
もちろん、その意見もありましたが、「教える時間は投資の時間」が最も多く語られたのには驚きました。
時間管理マトリクスで言う「義務領域」と感じる業務を減らすために、人を育てる「投資領域」の時間を確保することは重要です。
人を育てなくても明日会社がつぶれることはないです。緊急度は低いかもしれません。
しかし、人を育てないと、やがて会社は競争優位がなくなり、やがて衰退して埋もれてしまうかもしれません。
今回の受講者は組織における中堅リーダーの方々が中心でした。
自分たちの成長だけでなく、組織全体の成長を真剣に考えている方々が集まったからこそ、このような気づきになったのかもしれません。
こういう短期的な「義務」ではなく長期的な「投資」の視点が指摘されることは参加者の意識が高い証拠で自分も嬉しいです。
1日目の意見をふまえて2日目の内容を少し見直しました。意識の高い皆さんとの2日目も楽しみです。
研修が終わってから盛岡の街を飲み歩きました。
まずはよく行く地元の居酒屋で少し酒をのみ、そのあとはベアレンのお店でラーメンです。このラーメンは本当に好きです。




