名古屋市新事業支援センターでのマネージャ業務の後、戻って新規研修のリモート打合せでした。
その際にある人が「会議でガンガン主張する人がいて進まない…」と悩まれていました。
会議などの様々な場面で、上からガンガン主張する人に遭遇することがあります。
そんな時、心の中で「あなたの考えは間違いではないが、その考えだけが正解でもない」と言いたくなることがあります。
自分は比較的ガンガン言いやすいらしく、いろいろな場面でガンガン主張され続けてきています。
相手の意見や提案が決して間違っているわけではないのです。むしろ、一定の合理性や根拠があることも多いのが実情です。
しかし、それが唯一絶対の正解であるかのように主張され、他の選択肢や考え方を全く受け入れない姿勢に困惑することがあります。
このような状況では、つい感情的に反応してしまいがちです。
しかし、冷静に考えてみると、相手もその人なりの経験や価値観に基づいて発言しているのだと思います(そうでない時もありますが…)。
ただ、その伝え方や姿勢に問題があるということなのかもしれません。
ビジネスの現場では、様々な背景を持つ人たちが集まり、それぞれ異なる視点からアイデアや解決策を提案します。
この多様性こそが、組織や事業の発展につながる重要な要素だと私は考えています。
一つの考え方だけに固執してしまうと、新しい発見や改善の機会を逃してしまう可能性があります。
このような場面に遭遇した時、とてもストレスですが相手の意見をしっかりと聞くことだと思っています。
その上で「確かにその通りですね」と一旦受け止めます。
しして「一方で、こういう見方もありますが、いかがでしょうか」という形で、別の選択肢を提示します。
また、会議であれば「皆さんはどう思われますか」と他の参加者にも意見を求めることも有効です。
議論が多角的なものになり、一人の意見だけでなく、様々な視点から検討する雰囲気を作ることができます。
…とはいえ、この対応方法もいつも通用するわけではないです。
時には相手をより頑なにさせてしまうこともありますし、場の空気を悪くしてしまうこともあります。試行錯誤しています。




