朝一で稲沢商工会議所の「生成AIによる事業計画作成セミナー」でした。午前ですが熱心な受講者に集まっていただきました。
事業計画で生成AIが活用できる場面は3つあると考えています。
事業コンセプトを考える場面、それを「いつ、誰が、いくらでする」かの計画を策定する場面。
さらに、伝える相手に合わせて伝える強弱を整える場面です。
最初の事業コンセプトを考える場面では、情報収集とアイデア発想が中心になります。
強いビジネスモデルを形にするため、事業の成功確率を高めるために頭をひねる活用は生成AIの得意分野です。
次が「いつ、誰が、いくらでする」かの計画を策定する場面です。
アイデアでふわっとしたコンセプトを明確にしていきます。いわば目的を目標に落とし込んでいきます。
簡単にいうと「ECサイトで売上を上げたい」から「半年後に単月で100万円売上を上げたい」になります。
これがボンヤリしていると生成AIの解答もボンヤリしてしまいます。
実は生成AIがうまく使いこなせていない人は、この目標設定がボンヤリしていることが多いです。
プランの背景や制約条件をヒアリングしながら明確化するのは支援の当たり前の仕事です。なぜか生成AIが絡むとそれを忘れてしまいます…。
最後が伝える相手に合わせて伝える強弱を整える場面です。
事業計画はそれを作成する目的があります。例えば補助金申請、銀行に融資をお願いする、自分の行動を見える化する、社員と方向性を共有するなどです。
その目的によって伝えるポイントや章立てが変わりますが、その強弱を調整するのも生成AIは得意です。また整える際に、事業計画をチェックするポイントを渡せばそれに合わせてドキュメントレビューをしてくれます。
例えば補助金申請の加点ポイントのチェックリストで、その内容が読み取れるかのレビューは割と効果的です。
その要綱からしか考えないNotebookLMとの相性はとても良いと感じます。
また、今回はワークショップを行いましたが、参加者が熱心で友好的なのでとてもスムーズに進みました。
この参加者属性は講師ではどうにもならないので、みなさんに感謝です。
稲沢商工会議所でのセミナーが終了後、盛岡に移動しました。
先日から岩手県のくま情報メルマガに登録していますが、結構な注意情報が配信されてきます。酔っ払ってふわふわと歩くのはやめようと思います。




