午前中に尾張旭市商工会での専門家派遣、午後は事務所に戻ってリモートでの個別支援という一日でした。
偶然にも、どちらの相談もNotebookLMの活用に関するものになりました。
午前中の相談では、社員の育成に生成AIを使いたいという依頼がありました。
最初に想定されていたのは、ライブチャットのようなツールで状況を設定し、クレーム対応の会話訓練をするというものでした。
ただ、よく話を聞いてみると、対応で最も重要なポイントは、複雑な商品を扱っているため、その商品知識の習得にあることが分かりました。
扱っている商品は内容がよく変わり、理解していないとクレームに繋がってしまいます。
そのため、まずは商品理解を進めることを提案しまし、そこで役立つのがNotebookLMです。
元々NotebookLMは勉強用の生成AIで、対象となる情報(ソース、試験範囲)の理解を「深める」そして「確認する」ツールというわけです。
ただ、NotebookLMの使い方として、ソースを図解やスライドに落しこむといった理解を「確認する」使い方が多く広がっています。
しかし、NotebookLMの本質はその前のチャットで理解を「深める」部分にあります。
指定したソースをより理解するために問いかけ、回答を得て、また考察するという知識を蓄積する流れが重要です。
さらにNotebookLMの特徴は、そこでの会話をメモとして保存できることです。
他の生成AIは会話を履歴として残しますが、NotebookLMは会話で有益なモノだけをメモとして残し知識を増やすわけです。
このメモを見れば、自分がどのような問いかけをしたのかが分かります。
さらに、このメモをもう一度ソースに戻すことができます。つまり、全体のソースとは別に自分が問いかけた個々のソースを蓄積できるわけです。
そして、その個々のソースを選択して図解やスライドに落し込めます。この反復行動こそがNotebookLMを活用する本質です。
ちなみに、最初に想定されていたロールプレイも試してみましたが、会話は即答モデルになるため、思考が短絡的になります。
本格的な会話でのロールプレイは、まだ少し難しいかもしれないと感じました。
午後からの相談も基本的に同じような内容でした。複雑な内容のPDFを自分自身で理解したいというものです。
午前と同じようにソースを取り込み、理解を「深める」そして「確認する」の反復行動の話になりました。
同じ日に似た相談が重なることで、改めてNotebookLMの本質的な使い方を整理することができました。
ツールの表面的な機能だけでなく、その背景にある設計思想を理解することが、効果的な活用につながるのだと実感しました。




