ある創業相談がありました。
その方は独自のカウンセリング手法で創業したいとのことで、相談内容は「自分のサービスを数値化して伝えるには?」というものでした。

そのカウンセリング手法は私もあまり聞いたことのない手法で、正直なところ面白いと感じました。
ただ、その方がある人に相談したところ「何が良いのかを数値化した方が良い」と言われたそうです。

確かに、分かりにくいものを数値化(スペック化)して分かりやすくするというのは大切です。
ただ、カウンセリングのようにその人の感覚的な価値も大切な場合は、分かりやすくすることが必ずしも正解でないことがあります。

自分のビジネスが競合の激しい市場でスペックを明確にして戦うのか、それとも誰も知らない市場でその必要性を伝えていくのか…。
この違いによって伝え方は大きく変わります。

今回のカウンセリング手法は後者、つまりまだ誰も知らないものです。
そうなると、その新しい手法がなぜ必要なのか、どういう人を助けられるのか、どんな悩み事に答えられるのか、これらを説明した方が良いのです。

そうしないと一般的なカウンセリングと同じ土俵に乗ってしまい、ライバルが増えすぎてしまうからです。
少し変な言い方ですが、分かりにくい説明でも、その場面設定や状況に共感出来れば、自分ごととして考えてくれるということもあるのです。

これは「脳に引っかかりを作る」ということです。
このような場合は、ブログなどで悩み事からしっかり内容を伝えたり、Instagramでも他の方が発信しているような形式とは違う形で発信します。

商品の伝え方に正解はないと思います。
ただ、自分の商品特性を考え、どういう人たちにどう届けたいのか…を考えるところは昔も今も変わらないです。