仕事柄、いろんな人と接し、いろいろな話を聴く機会が多いです。
その実際に接している人から出たさりげない言葉は、偉人の名言に勝るものがあります。

偉人の名言には「権威」があります。
ただ、身近な実際に接している人の言葉には「背景」があるのです。

時々「こんな人が○○って言っていました」「この本に○○って書いてありました」と偉人の名言を引用する話をされる人がいます。
それはそれでとても勉強になります。

ただ、偉人の名言(他者の言葉)だけを羅列されても心に響きません。
自分は偉人と話しているのではなく「その人」と話しているからです。

偉人の名言を羅列ではなく、その言葉から自分がどういうことを感じ、どういう行動をしたのかを「その人」から聞きたいのです。

偉人の名言は「この世の宝」です。
それをどう使うかが「後世の人間の役割」だと思います。

偉人の名言をただ羅列するだけだと、その言葉を発した偉人に申し訳ないのではないかと思ってしまいます。

やはり自分の言葉で語ることが大切なのだと思います。

街の桜はほとんど散りましたが、所々残っている桜がキレイですね。