「ビジネスは結果がすべて」とよく言われますが、そうとも言えないことがあります。

特にメンバーの仕事を教えたり、評価する側(リーダ側)にとっては、特に気を付けたいことです。

昔は「結果がすべて」がまかり通っていました。

確かに結果を出してこそのビジネスです。
今でも、仕事をする側(メンバー側)はそれでよいと思います。

しかし、リーダ側が「結果がすべて」と言ってしまうと、メンバーの努力を観ていないことになります。
メンバーの仕事への取組み(プロセス)を見てこそ、褒めるところ直すべきところが見えてくるのだと思います。

結果だけ見て「ダメじゃないか!」では、メンバーは何がダメなのかわかりません。
何がダメなのかを考えることも大切ですが、そのためのフォローは必要です。

リーダー側からすれば、結果だけ見て「ダメじゃないか!」と言っていた方が、その場は楽なのだと思います。
しかし、メンバーは育たずに、何時まで経っても大変なままになってしまいます。

プロセスを評価するのはリーダーにとって常にメンバーの努力を観続ける必要があり大変です。
しかし、信頼されるリーダーはこの努力をしている人が多いと感じます。

また、メンバーも「結果がすべて」と思わない方が成長できることがあります。
人は結果だけを求めていると、近道をしたがるものです。

その結果として試行錯誤がなくなり、自分で考えることができなくなってしまう場合があります。
時には「結果がすべて」と思わずに、そのプロセスから学べたことを整理する時間をとるとよいと思います。