本来であれば、昨日(金曜日)はの講義の最終日でしたが、コロナの影響で中止となってしまいました。
ただ、このまま終わってしまうのも悲しいので、最終講義は動画撮影をして一日遅れでオンデマンド配信をしました。

講義自体は中止なのですが、関心のある学生は、自主的に見てくれるといいなぁって思います。
これで、自分の13回の講義は完結です。

今年はコロナの影響でいろいろなことがありましたが、学生の熱心な学ぶ姿勢にどれだけ助けられたか分かりません。
学生への最後のメッセージ動画を撮影している時は、やや涙ぐんでいました(最近涙もろい…)。

自分の講義では、実際の企業を題材とした経営改善という「答え」のない演習ばかりでした。
「答え」のない問題に慣れていないと思うので、学生は苦労したと思います。

ただ、社会に出ると「答え」のない問題ばかりです。

同じ「かいとう」でも「解答」と「回答」という文字があてられます。

「解答」とは「問題を解いて答えを出すこと。そのこたえ。」で、基本的に正解があります。
「回答」とは「質問・要求などに対する返答。返事。」で、正解はなく、何パターンも考えられます。
大学の講義では「回答」ばかりを求めていました。

そして「正解」がないので、他人と比べるのは無意味です。
比べるとしたら「(過去の)自分」だと思います。

「(過去の)自分」から、自分の「目標」に対してどれくらい成長したかと判断できることが大切だと思います。
今年度も大学の講義はとても楽しく、そしてたくさん学ばせていた来ました。
ありがとうございます。

ただ、コロナは学びの機会、出会いの機会など、いろいろな機会を奪っていきますね。
学生のみなさんには、そんなことに負けずに頑張ってほしいと思います。