日曜日は最近力を入れていた「生成AIによるネット検索」セミナーの資料が完成し、改めてネット検索が多様化していることを感じました。
ずっとサイトやブログをGoogleで上位表示させるコンテンツSEOが中心でした。

良質なコンテンツを作り込み、検索結果の上位に表示されることを目指す。これが王道とされてきました。
しかし、今は、それだけでは不十分で、いま押さえておくべきネット検索の入り口は6つに広がっていると考えます。

まず1つ目は、従来型のコンテンツSEOです。
つまり、サイトやブログを検索上位に表示させる方法です。これは今も基本として重要な入り口であることに変わりはありません。

2つ目は、マップ検索で見つかることです。
いわゆるローカル検索対策で、特に地域密着型のビジネスにとっては欠かせない入り口になっています。

3つ目は、SNS内で見つかることです。
Instagram検索やTikTok検索が、若い世代を中心に情報収集の主要な手段になっています。特に若者にはSNSが検索にも広がりつつあります。

4つ目は、画像の検索で見つかることです。画像認識AI検索も注目されています。視覚的な情報から検索される機会が増えているのです。
5つ目は、広告での露出で見つかることです。これは従来からある方法ですが、依然として有効な手段です。

そして6つ目が、最近特に注目されているAIの回答で引用され見つかることです。いわゆるLLMO対策と呼ばれるものです。
Google検索結果の一番上に「AI Overview」という機能が定着し、ユーザーの行動が大きく変わっています。

さらに「AI Mode」という機能では、個別サイトを見ずにAIの回答だけで検索結果を掘り下げることができるようになりました。
これは情報提供側にとって、見せ方や引用されやすさを意識する必要性を示しています。

ネット集客の多様化は、一つの方法に頼らず、複数の入り口を組み合わせて考える必要性を示しています。
例えば、地域密着型のビジネスであれば、マップ検索とSNS検索の組み合わせが効果的かもしれません。

専門的な情報を提供するビジネスであれば、LLMO対策とコンテンツSEOの組み合わせが有効と考えられます。
すべての入り口に対応するのは現実的ではなく、自分のビジネスや提供する情報の特性に応じて、どの入り口を優先的に強化するか考えたいです。