Google のNanoBanana がProにバージョンアップしたという情報が入ってきました。
名古屋市新事業支援センターに向かう電車の中で試してみたところ、予想以上の性能向上に驚き、吹上を通り越して今池まで乗り過ごしました。
これまでのNanoBanabaは非常に優れた画像生成AIで、特に「画像修正」を得意としています。
人物だけを完璧に入れ替えたり、背景を自然に変えたりする作業は、これまでもお手の物でした。
しかし、弱点がありました。それは「日本語テキストの挿入」です。
チラシやフライヤーに文字を入れようとしても、うまくいかなかったのです。
ChatGPTのGPT Imageも日本語が入ると言われていますが、実際には「日本語っぽい」イメージを生成しているに過ぎません。
よく見ると、日本語のようで少し違った文字になってしまっているのです。
ところが、今回のNanoBanana Proの生成過程を観察してみると、きちんと「Japanese text」として明確に文字を処理しているようである…と分かりました。
これは大きな違いです。
例えば、チラシやフライヤーの画像作成を依頼すると、十分使える仕上がりで作ってきてくれます。
自分のブログも一枚の図解、いわゆるインフォグラフィックとして綺麗にまとめてくれるのもありがたいです。
もちろんこれまでの強みであった画像の修正も健在です。
部分的に人物を入れ替えたり、文字を修正したりといった細かな調整も可能です。
ただ一気に大量の文字を入れると読み難くなる部分はあるので注意です。
画像を生成する段階で、ある程度は出力したい情報を整理しておいた方がよいです。これは他の生成AIも同じです。
これまでは、NanoBananaで画像はクリアに作れるものの文字が入らない、GPT Imageでは文字っぽいものが入っているけれど少し違う、という状況でした。
それを使い分けながら作業していたわけです。
今回のNanoBanana Proは、そうした使い分けの必要性を減らし、実務で本当に使えそうな画像生成ツールとして一歩前進した印象です。
自分が困っていたことがストレートにバージョンアップで解消されると、気分が盛り上がります。




