今週もたくさんの相談者の方の相談にのらせて頂きました。
毎度思いますが、みな相談者の方の熱量は相当なもので、その熱量のおこぼれをもらって自分のエネルギーに変えている感じです。

そんな熱い相談に日常的にのらせて頂いていると、「自分ってこのままでいいのか?」って不安に襲われたりします。
自分も「新事業へのチャレンジをしないと…」という気持ちが湧き上がってきます。

そして一方で「今をもっと深掘しないと…」という二律背反する声も聞えてきます。
こんな問答を何回繰り返したでしょう…。

隣の芝は青いというか、自分のまだ見ぬ領域に漠然とした希望をもつとか、つらいと現実から目を反らしたくなるとか…。
…そういった気持ちを、かっこよく表現したものが「新事業へのチャレンジ」なのかもしれません。

「新事業へのチャレンジ」の計画がきちんと練られている場合はそうではありません。
なんとなく漠然と「新事業へのチャレンジ」と妄想ってるのであれば、現実逃避の可能性があります。

自分も定期的に「新事業へのチャレンジ」の必要性をひしひしと感じて焦ることがあります。
しかし、最近はたとえそう思っても、焦る頻度は減ってきています。

それは「今をもっと深掘しないと…」という声が「待った」をかけてくれるからです。
そちらの方が、今の自分には大切な方向性なのです。

じつは、先に「二律背反」と言いましたが、じつは「二律背反」ではないのです。
「今持っているものの深掘り」を継続して続ければ、おのずと「新事業へのチャレンジ」へのつながっていくということもを実感しています。

「横展開」より「縦展開」、「トリッキー」より「本質」、「誰かからもらえるメソッド」より「自分で捻るメソッド」が大切です。
既にある「魔法の箱」なんて役に立たないけど、自分でつくった「魔法の箱」は本当の宝箱です。

今持っているものが未熟なのに、まだ見ぬ領域に手を出しても上手くいくわけがないですね。
ふらふらと隣の芝に目がいってしまう自分を、くいっと引き戻す「今をもっと深掘しないと…」という声が自分には大切です。

晩御飯は「ちらし寿司」、そして夜の散歩は「中京競馬場」です。