「ソフトウェア開発における知識体系 」研修を、大阪のIT企業の階層別研修として配信をしました。
半年かけて作り上げたパワーポイントは全て新規ですが、意外と楽しかったです。

階層別研修の1回目は、GM・部課長クラスなので、その知識の豊富さに助けられたことは間違いないです。
ただ、それを除いても反応は良かったと思います。

いつ何時も、全く新規の研修は不安です。
特に今回は「ソフトウェア開発における知識体系 」という固いテーマなのでなおさらです。

「代表的な標準・規格・ガイドライン・知識体系の概要を知り、知識のベースをそろえることにより、 ソフトウェア開発における認識違いを始めとする諸問題を解決するキッカケとする」 という目的は自分でも眠くなりそうです。
「みんな、辛いだろうなぁ」って心配をしていました。

ところが、研修が始まると「認識違いでのトラブルってあるあるでよね!」と、かなり盛りがりました。
そこに、自分の失敗談も混じって、「あるある話」でグループディスカッションが盛り上がりました。

ただ、例によって時間が足りませんでした。

最初は「共通フレーム」「PMBOK」「ITIL」「CMMI」について話す予定でした。
時間調整、配分をした結果「共通フレーム」「PMBOK」の2つが限界。「ITIL」に一瞬触れるだけで、大幅に減らしました。

それでも、情報量が過多でした。
自分的には、言いたいことがほとんど言えていないので消化不良です。
一方の受講者は、完全にお腹いっぱいの状態です

最初に挙げた5つのガイドラインは、どれも通常は1〜2日コースですよね。
次年度以降に、個々のガイドラインを1つづつ実務に即して順にやっていくという案が、早々に出てきました。

時間配分、ボリュームの課題はありますが、「認識違いでのトラブル」で困っている方は多いと分かりました。
これは、うまく再構成すれば盛り上がる研修が組めてるかもしれないと手応えを得ました。
半年、かなり頑張ってテキストを作成しましたが、ちょっと報われて、ホッとした感じがします。

まだまだ、階層別研修は続きます。
せっかく準備に時間をかけたので楽しみたいです!