宮崎への「ITソリューション提案」の2日間の研修配信がスタートです。

今回も諸事情により受講者が1人になりました。
オンラインで通常よりコストが少ないことで、1人でも実現ができるというのはありがたい話です。

受講者が1人の研修は前回に引き続いてですが、実際には自分もほとんど体験がないです(2回目)。

前回の「アイデア発想展開法」は、2日間の演習課題をすべて1人の参加者の現状の実務課題に置き換えました。
ある意味、その方の抱える業務課題の解決を一緒に行った感じで、とても喜んでもらえて、自分も楽しかったです。

ただ「ITソリューション提案」は既定の演習課題の用意された完全グループワークを前提とした研修です。
具体的には、ほぼ実際にあったRFPに従って提案ストーリをグループで考えます。

しかもRFPには落とし穴がいっぱいあって、客先役の自分へのヒアリングで真のニーズを引き出すゲーム要素もある内容です。
そんなわけで、この簡単には演習の内容を柔軟に変えるわけにはいきません。

受講者の方に受講目的のニーズを確認させいただくと「提案に活かせるITトレンドを知りたい」とのことでした。
さらには演習課題で用意した「業務系システム」ではなく、「インフラ系システム」での提案を自らの課題とされていました。

こうなったら「演習」云々ではなく、研修のカリキュラム全体をその場で変えることにしました。
「演習」はケースタディ程度にして、ITソリューション提案に役立つITトレンドその他の情報提供と議論を繰り返す形で進めています。

受講者が1人であるのであれば、その人の望みを叶えれればよいわけで、テーマもピンポイントに絞れます。
ただ、当日にニーズに合わせて研修カリキュラムを大幅に改定するは冒険です。その分、ワクワクもしますが。

これだけ変化の激しい業界で「ITソリューション提案」という研修では、決められた研修シナリオを淡々とこなすのは、もう合わないのかもしれません。
ゼミのように参加している受講者の課題をみんなで解決していく形がよいかもしれない…って思ってしまいました。