福岡への「ITソリューション提案」研修の2日間が終わりました。
前日も書きましたがこの研修はここ1ヶ月で4回目の開催でプチフィーバー状態です。

この研修の開催が多い理由は3つほど想定されます。
ひとつめは「差別化されたIT提案」を行ないたいというニーズ、ふたつめは乱発される「補助金」の存在、みっつめは「DX」です。

ひとつめの従来からある「差別化されたIT提案」を行ないたいというニーズですが、IT提案にはコストがかかるので、失注が続くと財務体質に影響してしまいます。
ならばIT提案を行なうのであれば、受注につなげたいものですね。

そのためには、単に「要望に答える」提案では弱いと感じます。
「期待に応える」という相手が「お!やってみよう!」というサプライズが必要と感じます。

それも一瞬で驚きが消えてしまう邪道のサプライズではなく、ジワリとくる本質のサプライズです。
これは、提案先のことある意味で、提案先以上に知らないとできないです。

ふたつめは乱発される「補助金」の存在です。
補助金が採択されたものの、IT調達に関しては事業計画にザックリした一般論しか書いていない場合が多いです。
それを実現性あるものにブラッシュアップするために、再度「IT調達に関する部分」を教えてくださいてって相談が多いです。

さらに言うとIT導入補助金でIT導入支援事業者に提示された案が自社に合っているかとう相談も増えています。
自分の立場上、IT導入支援事業者の提案を否定することはしません。
ただ、こうすればもっとよくなるのでは、と言う助言はさせてもらっています。

みっつめは「DX」の浸透です。
「DX」を理解していないと、実現性のある「ITソリューション提案」はつくれません。
今の「ITソリューション提案」にはどうしても「やるメリットのDX」「やらないリスクのDX」が絡んできます。

実は「ITソリューション提案」のカリキュラムにも「DX提案の視点」を今年度から追加をしました。
その部分だけでも評価していただけているようです。

ざっくり3つほど「ITソリューション提案の実践」研修が増えている理由を挙げてみました。
この研修はITトレンドの動きに合わせてカリキュラムが変動します。

RFPからヒアリングで足りない情報を引き出すゲーム性も相まって自分的にはとても楽しい研修です。
今回も熱心な受講者と共に楽しい2日間を過ごせました。