ここ最近の日曜日は「システム開発の定量的『見える化』」研修のテキストを結構真剣に作り込むことが多いです。
言いたいことは明確なのですが、定量的な指標の選択やそのプロジェクト運営や伝達手段など…なかなか難しくて思うように進捗していかないです。

ほとんどが新しい資料ということもあり、かなり時間を割いていますが、「だいたい60%程度の進捗」といったところです。
あ、こういう感覚的な定量化を避けるための研修なのに、あたまはずっぽり「定性」な自分です…。

言い訳をすれば、この忙しい時にもかかわらず(そういう時に限って)ヤバイものを見つけてしまったのが原因の一つです。
それが、ChatGPTの新しい機能の「CodeInterpreter(コードインタプリター)」です。

「Plagins(プラグイン)」と同じく、今のところChatGPTの有料版しか使えませんが、かなりワクワクする機能です。
簡単に言うと、ChtGPTにファイル(CSVやテキストファイル)をアップロードして、分析や加工ができます。

いろいろと試していたら、楽しくて朝から全く仕事が捗らない状態になりました。
「コードの理解と生成」「データ分析」「グラフの作成」「ファイルの編集」「計算の実行」「Pythonコードの実行」などができます。

とりあえずは自分のサイトのGoogleサーチコンソールの検索アナリティクスをEXCELファイルで吐き出して、「CodeInterpreter」に入れて試してみました。
分析なので、大きな視点から、細かい視点に落とし込んでいくように質問(プロンプト)を投げてみました。

ますは「あなたはプロのデータサイエンティストです。キーワードのSEO対策としての有効性がわかるように様々な角度から分析を行ってください。」です。
すると、みるみる「そんなオタクっぽいことまでいらんよ」って分析をして答えてくれました。

いわゆる「あいまいな質問」だったので、ChatGPTとしては「とりあえず必要そうな答えをフルコースで用意してみました」って感じだと思います。
ここからが面白かったです。

SEOに活かしたかったので、「『クエリ』シートのクリック数、表示回数、CTR、掲載順位に着目してください。SEO対策につながる分析を行ってください。」と文字の検索キーワードに特化して質問を掘り下げました。
返ってくる回答に「なるほど、そういう視点ね!」という発見が続きました。

さらに「各キーワードごとに詳しく分析し、考察、対策、対策案、理由を教えてください。項目ごとの表形式にして教えてください。」と質問を掘り下げての回答には、「あ、ご苦労さまです。私も頑張ります」と答えてしまいました。
予想はしていましたが、結構優秀な回答で、よいヒントをたくさんもらえました。

「もう一丁」っと欲張って「重要と思われるキーワードについて分析結果がイメージがしやすいグラフを作成してください。」と問いかけたところ、日本語が文字化けしました。
これはChatGPTの問題ではないですが、「日本語でお願い」としつこくお願いしたら、「すみません、日本語フォントが…」と謝ってきました。

「素直に謝るって大切だなぁ」って、人としての基本をまたAIに教えてもらいました。
「いやー楽しい時間を過ごした」と思ったら3時間も経過しており、その後は一心不乱の集中タイムとなりました。