名古屋市新事業支援センターでのマネージャー相談、その後は名古屋市信用保証協会での出張相談でした。
外は暑いですが、相談者も熱いです。

窓口相談という短い時間でできることは限られています。
自分のできることは現状をヒアリングして「図解」と「質問」をする二つに尽きる言ってよいです。

「図解」は、自分が相手の話を理解するため、相手と同じ風景で議論するため、自分の伝えたいことがブレないためです。
「妖怪図解人間」としては、嬉々とする瞬間です。

「言葉」だけのやり取りは、互いに違う風景を頭に描いての議論になってしまうことがあります。
同じ前提条件なのに話が噛み合わない時の原因としてよくあります。

「図解」は価値観が違う中でも共通言語になりえます。
「図解」で重視する箇所は違えど、あくまで全体像の中のどこか…というレベルです。
議論での相互理解は、最も時間のかけてもよいとことろと考えており、じっくり落とし込む「図解」はピッタリです。

そして「質問」です。これが、自分の役割で最も大切なところだと考えています。
「質問」のポイントは、「縦深掘」と「横展開」です。

「縦深掘」が得意な人には「横展開」で、「横展開」が得意な人には「縦深掘」で質問を行うように意識をしています。
「縦深掘」はロジカルで、「横展開」はラテラルです。

自分はロジカルな「縦深掘」は苦手ないので、知恵熱が出るほどに頭を使います。
ただ、苦手ゆえに、これまで試行錯誤した「縦深掘」の質問ストックがあります。

共通認識としての「図解」と、縦と横に広がる「質問」を使って、相談をお互いにとってより良い時間にしたいです。
相談後に「スッキリしました」「進めそうです」と言ってもらえると本当にうれしいです。