午前中は近々に迫ったセミナー資料の最終チェック、午後からは常滑商工会議所でIT専門相談でした。
セミナー資料の最終チェックは、誤字脱字と時間配分のチェックで済むと思っていました。

今回のセミナーは、慣れたテーマですが視点がいつもとは異なります。
いつもは「ツールごと」の説明が多いのですが、今回は「場面ごと」の説明になります。

ある意味、「ツールごと」より、「場面ごと」は実際の相談時のリアルな体験の内容になっています。
ただ、視点が異なるのでパワポの資料を再構成し、問題なく完了したと思っていました。

しかし、実際に見直してみると「この資料ダメだ」という結論に至りました。
何回もセミナーを行っているので、個々のスライドの完成度は高いと思います。
しかし、「つながり」が分かりにくいのです。

パワポは「個々のスライドの精度」と「それらのスライドのつながり」の両方が必要です。
そして、出来上がっているパワポをスライドレベルで再構成すると「つながり」を壊してしまうことがあります。

それは、スライドを切替えた時の「説明の量」で把握することが出来ます。
つまり、「つながり」を壊してしまうと、それを説明で補うことになり、その量が増えて分かりにくくなるのです。

通常は説明のストーリを作ってからパワポに落すのでこんなことはありません。
しかし、過去の資産を活かすためににパワポを再構成すると今回のような失敗になります。

「この資料ダメだ」と気付けたのがよかったと思います。破綻資料を一旦捨ててゼロベースで創ろうと思います。
こうなると「修正手直し」より、「作り変える」方が速いですね。でも時間が…(泣)

常滑商工会議所の相談は相変わらず熱が入って楽しかったです。気付けば相談が2時間オーバーでした。
でも、人生の大切な決断を話してもらえるのは、自分も本当に嬉しいです。