かみさんの25年前の思い出を巡る旅の三日目は天川村です。
約1300年前に役行者により大峯開山がなされて以来、山岳修験の根本道場として栄えてきました場所とのことです。

南北朝時代には、南朝方の重要な拠点として後醍醐天皇ら南朝天皇を擁護し続けていました。
かみさんが25年前に吉野に行ったときに、南朝の歴史についても話しを聴いたらしく、その時に「天川」が出てきたそうです。

宿泊したのは「洞川(ドロカワ)温泉」です。「天の川」を挟んだ、両側に旅館や土産屋がならぶ風情がある温泉街です。
自分のイメージですが、山道を抜けて谷の川の両側にある街は「知る人ぞ知る秘境」って感じがします。

夜になると、提灯が街を照らして、どこか懐かしい気持ちを思い出させてくれる情緒があります。
「千と千尋の神隠し」をイメージする人も多いみたいです。

今回泊めて頂いた「宿 花屋徳兵衛」は、その雰囲気にピッタリの宿でした。
こじんまりとまとまって使いやすい部屋は、清潔感が溢れておりリラックスが出来ます。

温泉は「弱アルカリ性単純温泉」とのことで、無色透明・無味無臭で柔らかく「やさしい温泉」だと感じました。
それでいて「飛鳥」を電動付き自転車で飛び回った疲れをしっかりと取ってくれました。

食事も文句なく美味しかったです。自分的には、ふっくらのもっちりで甘みがある「ご飯」が最高に美味しかったです。
食べきれなくて「もったいない…」って表情をしていたら、おにぎりにしてくださいました。

朝、目が覚めるととても良い天気だったので街中を散歩しました。
「天の川」の流れる音が心地よく、また「水」がキレイで街のシンボル龍泉寺のわきにある「池」がとてもキレイでした。

これまた素敵なトロッコで上がったところにある「面不動鍾乳洞」が素敵な雰囲気でした。
ところどころライトアップされていましたが、鍾乳洞の本来の神秘さを損なうどころかむしろ引き立てていました。