午前に友人の自宅にお邪魔してビール仕込みの工程を教わりました。

とても丁寧にビール仕込みの作業をされており、普段の講師としての丁寧な教え方と同じでした。
ビール造り以外にもいろいろな情報交換(教わってばかりですが…)して、楽しい時間を過ごさせていただきました。

ただ、今回作った発酵前ビールの半分を頂き、自宅でも発酵させてみることになりました。

ビール作成キットのタンクにいれて自宅に持ち帰り、午後からは仕事に出かけました。
19時ごろ、自宅に戻って「ビールはどうなんているかなぁ」って見ると、青ざめました。

タンクの下に敷いてある新聞紙にビールが漏れていたのです。
原因はビール作成キットのタンクの注ぎ口の締め方が甘かったようです。
しっかり締めたつもりだったのですが、それでも甘かったのです。

試行錯誤しましたが、抜本的に注ぎ口の締め直すしかないと判断しました。
自宅の鍋を総動員して、きれいに洗浄し中身を一旦移し替えて、注ぎ口の締め直しました。
また、中身を戻して今度は漏れないことを確認しました。

ただ、心配なのはビールの発酵がされるかどうかです。
発酵されると、タンクの上の空気穴から「コポ」って音と共に二酸化炭素を吐き出します。
既に発酵が始まっていたのですが、それも今回の入れ替え作業で止まってしまいました。

あんなに丁寧に仕込みをしてくれた友人に申し訳ないと思い、報告とお詫びのメッセージを入れました。

…すると、後ろから「コポ」って音がしました。
一瞬、「聞き間違いかなぁ」って思いましたが、またしばらくして今度は間違いなく「コポ」って音が…。

「私たち、生きています!」って酵母菌達が叫んでいるようでした。

やがてさらに元気に酵母菌達は「コポコポ」言い始めました。
今回の入れ替え作業が味にどう影響するかはわかりませんが、まずは「酵母菌達たち、生きていてくれてありがとう!」って感じです。

「コポコポ」って「私たち、元気です!」ってPRしてくる酵母菌達が可愛くて仕方がありません。
「キリンの一番搾り」を頂きながら、その姿をしばらくながめていました。

発酵の様子を、しばらく勉強しながら観察しようと思います。

ただ、日本では酒税法の関係でアルコール度数が1%未満しかだめなんですよね…。
個人で楽しむ場合とかは緩和してもらえないですかね…(;^_^A