自分は1日中、顧問先を訪問させていただいていました。

平日は夜まで予定が詰まることが多く、顧問先を訪問するのが土、日曜日になることが多くなっています。
ついつい、顧問先に日程調整を甘えて申し訳ないと思っています。

顧問先のテーマは、偶然ですがすべて「事業継承」でした。
事業継承と言っても一社は「IT担当者(1人情シス)」の引継ぎです。

「1人情シス」として技術的・精神的に鍛えられた担当者と同等のスキルの人材を育成をするのは難題です。

「知識」は伝えられたとしても、問題に向かいあう「意識」や自分で考える「思考」を身に着けてもらうのは難しいです。
「知っている」と「できる」は大違いです。

社内でも「情報システムは動いて当たり前」と思われることが多く、そのプレッシャーは計り知れないと思います。
…なので、基本方針は運用保守のアウトソーシングです。

それでも、「1人情シス」の仕事の洗い出しをして、その結果「社内でしかできないもの」「アウトソーシングできるもの」を分類しないといけません。
そして「社内でしかできないもの」に関しては社内の担当者へ引継ぎ、「アウトソーシングできるもの」に関しては要求定義→アウトソーシング先の選定・決定→社内からベンダーへ引継ぎなどが発生します。

また、アウトソーシングするとしても、トラブルの状況をアウトソーシングに伝えるには結構なスキルが必要です。
リモートで保守するとしても、それすら繋がらないときの対応も必要になります。

考えること、すべきことは本当に多いです。
「1人情シス」も早め早めの対応が必要だと痛感しています。