「産業カウンセラーの資格更新研修」を4コマ(1.5時間×4)を完了しました。

しかし、オンデマンド研修での良いところがわかりました。
自分の仕事での場面に置き換えながら受講していたので、深く考えたいテーマになると動画を止めて考えることができます。
1コマの時間が長くなってしまいますが、自分のペースで考えることができるのは、ありがたいことです。

さらに1コマ終わるとミニレポートみたいなのがあるので結構大変です。
オンデマンド講義で苦労していたという学生の気分がわかりました。

4コマの内容は「傾聴の意義と技法」「セルフ・キャリアドック」「パワーハラスメント対応」「倫理綱領の理解」でした。

一番楽しかったのは「パワーハラスメント対応」でした。

ただ「傾聴の意義と技法」のコマは、自分も中小企業診断士としての面談時に一番気をつけていることなのでとても勉強になりました。
内容としては「基礎」かもしれませんが、自分のできていないこと、忘れていること、苦手としていることに気づけました。例えば、以下のようなことです。

例えば、以下のようなことです。

  • クライエントの気づきを敏感にキャッチしないと、それが消えてしまう可能性がある。
  • カウンセラーとして固定観念にとらわれないように、自分自身への探求が必要である。
  • クライエントがまだ明確な言葉にされていない感情や意味を、明確な言葉や表現にする。

ただ、大事なことは「テクニック」や「やり方」ではなく、「相談者が安心して話しやすい場を創ること」だと再確認しました。
自分の相談対応の場合は「傾聴」で話しやすい場を創りモヤモヤを形にした後で、「課題の明確化と解決策の提案」「自分の専門知識への信頼」「分かりやすくしての伝達」「相手が動けるように確認」が続きます。

また「倫理綱領の理解」の先生のファンになってしまいました。

カメラに向かって話しながら、自分で話したことに、自分で受けて笑ってみえるのです(^^)
これってオンデマンドのオンライン研修では、かなりホッとするものですね。

自分はオンデマンドは大学の講義だけで、ほとんどがライブのセミナーや研修です。
ただ、オンライン研修になってから対面研修の時以上にアンケートには講師の諸動作についての記述が増えました。
多くが好意的な記述でありがたく思いますが、「講師が楽しそうに喋っている」と書かれることがよくあります。

そういえば、これは大学の学生に言われましたが、「先生はビデオの中でよく1人で笑っていますが、あれはカメラに向かって1人で笑っているのですか?」って質問されたことがありました。
思わず「人で笑っている姿を想像したらひいちゃう?」って聴きましたが、「いえ、ホッとします」との回答で自分もホッとしたのを覚えています。

この先生は、オンライン授業の最初に「私は生きている人間です」と言い、自分のほっぺたをペシって叩いて「痛みを感じる人間です」で言うそうです。
SNSとかで対面ではありえない誹謗中傷など起きたりしています。
オンラインの先に「痛みを感じる人間がいる」って伝えることは、とっても素敵で先生だと思いました。

ちなみに「倫理綱領の理解」では、オンラインカウンセリングの話も出ていました。

オンラインカウンセリングがコロナ禍で増えたが、カウンセラーはオンラインカウンセリングについて学んでいない場合が多いとのことでした。
そして、クライエントもオンラインにまだ慣れていないとのことです。

コロナでオンラインカウンセリングは5年進んだとのことでした。
自分もオンラインでのカウンセリング、コンサルティングなどの場数だけは、相当軽々んしている方だと思います。
先生の言われたオンラインでの「関係性」や「ルール」の構築の必要性についてとても共感しました。

「産業カウンセラーの資格更新研修」を4コマ(1.5時間×4)受けて、各コマでのレポートを提出しました。
失礼な言い方かもしれませんが、予想以上に楽しかったし、勉強になりました。

夜は「鶏の生姜焼き」です。鶏の皮をパリッと焼いてくれるので、それが好きです。

その後は、散歩です。気持のよい季節ですね。