名古屋市新事業支援センターでのマネージャ業務でした。
「プレゼン資料作成」「SNSコンテンツ作成」「議事録作成」「動画作成」といった生成AIの活用方法の相談が多かったです。

特に「プレゼン資料作成」の相談が増えています。
以前はAIが作ったプレゼン資料に理由のない嫌悪感があり、使うことはまずなかったです。

ただ最近は「プレゼン資料作成」のツールとしては「ある程度使える」レベルになっていると感じます。
画像が自然なモノになり、デザインも増えてきているのがその要因だと思います。

しかし、それ以上に自分の個性踏まえたストーリや言い回し、図解が生成できるようになっているのが大きいです。
もちろんAIのプレゼン資料がそのまま使えるわけでないですが、イメージのたたき台としては十分です。

これがAIとの協働となり「プレゼン資料作成」業務もかなり効率化され品質もあがったと感じます。
AIとの協働のカタチはこれだけではありません。

例えば、生成AIが提示してくれる「思考プロセス」が自分にとっての学びになっています。
最近は「推論モデル」「AIエージェント」といった、じっくり考えてくれたり、自分で自律的に動いてくれるAIモデルが主流です。

これらAIに問い掛けると、どのように生成しているかのプロセスが提示されます。
例えば「〇〇の信憑性を確認しています」「〇〇の情報を追加で取得しています」「〇〇の視点をいれて再検索しています」など…。

以前は、生成プロセスは、勝手にやってもらって結果だけを見ていました。
ただ、最近はその生成プロセスが面白くて結構見入っています。

人とAIは協働するものだと考えています。
AIのプロセスや生成したものから学び、それを活用して再度AIに戻してあげるのも協働だと思います。

一日5~6件の様々なAIに関する相談対応をしていると様々なニーズと出会うことができます。
それぞれの相談にAIとの協働のカタチがあり、この視点で相談を振り返るのも楽しいです。