名古屋商工会議所でIT専門相談でした。
IT専門相談は、ITの技術的なことを伝えるのではなく、ITを経営に活用する方法を一緒に考える場です。

最近のIT界隈は情報の流れがますます早くなり、そして情報が過多になっています。
相談者はもちろん、相談にのっているはずの自分も、何を根拠にそう動こうとしているのか分からなくなってしまうことがあります。

そもそも、この根拠の元になっている情報はどこから見いたしてきたのか、それとも自分達で導きだしたものか…混乱の極みです。
相談者の方には申し訳ないですが、自分が相談者と二人三脚で仲良く大混乱に陥ることもしばしばです

経験のない新しく難しいテーマの相談ほど、どんな情報が必要でどんなリスクがあるのかわからなくなってしまいます。
そして、不確実で理解不足な情報に振り回されてしまっていると感じます。

ただ、この危険な状態に気付くことが大切で、そんな時はとりあえず情報を再度書き出して仕分けをします。
その仕分けの基準が複雑だとさらに混乱に拍車をかけるので、基準は極力シンプルです。

「明かな事実」と「そうでないもの」とにです。
今回も混乱の中で答えを探し求めていた相談で、この「シンプル仕分け」を発動しました。
すると「明かな事実」が一つもない状態で混乱していたことが分かりました。

相談者と顔を見合わせて愕然としました。
そして、思考を一歩戻した結果「明かな事実」が二つだけ見つかりました。
後は、その二つの情報を元に思考を再度整理しました。

思考を再度整理するときに相談者の方と大きな深呼吸をシンクロしながらするのがポイントです。
その結果、なんとか相談者の進む方向性がみえ一歩だけ進んだと言えます

その後の相談も混乱する状況が起き、こんなことの繰り返しをしているなぁって思いました。
ただ、その時は「シンプル仕分け」を自然な形で発動できるよう自分を鍛錬したいものです。